ニコチン依存症(ND)
喫煙は最近になって、「ニコチン依存症」という病気として捉えられるようになりました。
もはや、喫煙は個人の嗜好の問題ではないといえます。
2000年の米国「タバコ依存治療ガイドライン」によるとニコチン依存症を「完治できる慢性疾患」であるとしています。
日本でも、2005年に9学会合同の「禁煙ガイドライン」が発表されました。
それによれば、喫煙を「喫煙病(依存症+喫煙関連疾患)という全身疾患」、そして喫煙者を「積極的禁煙治療を必要とする患者」と位置づけています。

喫煙は最近になって、「ニコチン依存症」という病気として捉えられるようになりました。
もはや、喫煙は個人の嗜好の問題ではないといえます。
2000年の米国「タバコ依存治療ガイドライン」によるとニコチン依存症を「完治できる慢性疾患」であるとしています。
日本でも、2005年に9学会合同の「禁煙ガイドライン」が発表されました。
それによれば、喫煙を「喫煙病(依存症+喫煙関連疾患)という全身疾患」、そして喫煙者を「積極的禁煙治療を必要とする患者」と位置づけています。
タバコの煙には4000種類の化学物質が含まれており、そのなかの200種類以上は有害物質です。
その有害物質には以下のようなものがあります。
ジメチルニトロサミン、メチルエチルニトロサミン、ジエチルニトロサミン、N -ニトロソノルニコチン
ニトロソピロリジン、キノリン、ヒドラジン、2-ナフチルアミン、0-トルイジン、タール(総称として)
ニコチン、アンモニア、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物、フェノール類
タバコはナス科タバコ属に分類され、南米アンデス高地で誕生したと考えられています。
アメリカ大陸で高度な都市文明を発達させたマヤ族は、中米で早くからタバコを使用していたことが知られており、メキシコ・チアパス州のパレンケ遺跡には、「タバコを吸う神」のレリーフが刻まれているほどです。
マヤ文明が繁栄していた時代、メキシコの中央高地のアステカ族のなかでは、タバコは神事祭事の折に神々に捧げる香として、予言や戦勝祈願、占いの折の供物として、また、病気治療の医薬として用いられたほか、特別な場合に勇敢な戦士、王侯貴族、武装商人、老人らによって喫煙されました。
16世紀の半ばごろ、ポルトガルのリスボンに駐在していたフランス公使ジャン・ニコはたばこの苗や種子をフランス宮廷に献上して、時の皇太后カトリーヌ・ド・メディシスの頭痛を嗅ぎタバコで治したとされています。
後に、タバコに含まれるアルカロイド物質は、このニコに因んで「ニコチン」と名づけられることになったそうです。
大航海時代の波は、日本にも及び、タバコも、ポルトガル人やスペイン人らの手によって、ヨーロッパからアジアの国々へ、そして日本の長崎や鹿児島へもたらされました。
19世紀後半には一種の職業病と考えられていた肺がんは、1930年代に入ると米国や英国、ドイツの学者らによって喫煙との関係が指摘されるようになり、 50年代に研究が急速に進展しました。
その結果、60年代前半には喫煙と肺がんの因果関係について、英米において公式な報告書が出されるに至りました。
そして今日では、喫煙は喫煙病(依存症+喫煙関連疾患)という全身の病気であると認識されるようになり、治療が必要とされるようになりました。
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